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そもそも「空飛ぶクルマ」って何?

そもそも「空飛ぶクルマ」って何?

そもそも「空飛ぶクルマ」とはどういうモノを指しているのかを整理しましょう。「空飛ぶクルマ」と聞くと、多くの方が「道路を走行する自動車が、渋滞になったときなどにプロペラで浮き上がって移動することができるような乗り物」を想像するようです。ドラえもんの世界ですね。しかし、残念ながらそうではないのです。いずれそのような時代が訪れるのかもしれませんが、今ここで説明している「空飛ぶクルマ」は地上の道路は走行できないのです。

渋滞を抜け出すために飛び上がる自動車のイメージは誤り。実際には「空飛ぶクルマ」は道路を走れない

通称「ドローン」と呼ばれている多翼機がパワーアップしたものという説明が一番イメージしやすいでしょう。個人的にはヘリコプターも「空飛ぶクルマ」の一種と思っているのですが、明確な線引きは現在(2020年時点)ではまだありません。


「空飛ぶクルマ」を定義する明確な基準はないのですが、経済産業省は①電動②垂直離着陸③自動操縦―の3要件を満たすものとしています。ただ世界的には「電動ではなくエンジン」のモノや「自動操縦ではない」モノも「空飛ぶクルマ」として開発されつつあります。「ヘリコプターも一種の『空飛ぶクルマ』なのだ」とする考えの方もいます。

一般的なヘリコプター(左上)、ヘリコプター型ドローン(右上)、一般的なドローン(左下)、「空飛ぶクルマ」(右下)