VERTIPORTV ポート
Vポートはバーティポートの略称で「空飛ぶクルマ」離着陸帯です。
近年、新たな移動手段として注目を集めている「空飛ぶクルマ」。SFの世界の話だと思われていた未来が、そう遠くないところまで近づいてきています。空飛ぶクルマとは、垂直に離着陸し、ヘリコプターやドローン、小型飛行機の特徴を併せ持つ電動の機体のこと。正式には「eVTOL(電動垂直離着陸型航空機)」と呼ばれています。 従来のヘリポートは、主にヘリコプターの離着陸のみを目的としていましたが、Vポートはこの空飛ぶクルマに対応した新たなインフラ施設、いわば未来の空港です。「空飛ぶクルマ」とVポートの普及により、災害対応の効率化や移動の利便性が飛躍的に向上すると期待されています。
Vポートの種類とその役割
1. バーティポート(Vertiport) バーティポートは、空飛ぶクルマ(eVTOLなど)が複数機離着陸するために設計された施設です。都市部や主要交通ハブに設置され、充電、乗降のためのインフラを備えています。複数の機体が同時に運用できるように設計されており大規模商業施設などに整備されるでしょう。
2. バーティスポット(Vertispot) バーティスポットは、バーティポートよりも小規模な離着陸施設です。居住施設の屋上などの特定の場所に設置され、単一のeVTOL機が利用することを前提とし、一時的な発着や緊急時の利用に適しています。
3. バーティハブ(Vertihub) バーティハブは、複数のバーティポートが集約された大規模な施設やエリアで、都市の主要な空中交通拠点となります。このハブは自動車に例えるとメンテナンス施設を持った大規模立体駐車場のようなもので、都市部や交通の要所に設置され、広範なエリアの航空管制を統合的に管理する役割を果たします。